奇跡の逆転勝利 山内風登さん(宮若東中) 個人形の部 3位 入賞 第17回福岡県中学生新人空手道大会
2022年12月4日 福岡市総合体育館(福岡県東区香椎照葉6-1-1)にて、第17回福岡県中学生新人空手道大会が開催されました。
題名の通り、当道場の山内風登さんが個人形の部で逆転勝利をして、3位に入賞しました。令和5年3月26日〜28日 京都府立体育館「島津アリーナ」で開催される「第17回全国中学生空手道選抜大会」へ出場を決めました。
第1ラウンド(第1指定形)4位通過 第2ラウンド通過(第2指定形)2位→何と1位の選手との平均点数0.1点差、3位の選手とは、まさかの同点数でした。第2ラウンドは予想していた2位通過になり、3位決定戦にて得意形 十手を演武。形の途中にふらつき、減点されましたが0,2差で勝利しました。
本人は過去に一度悔しい思いをしています。それは小学生3年生の時、福岡県錬成大会で準決勝まで勝ち進み、あと1勝すれば全小に行ける所まで行きましたが、形の途中でふらつき敗退しました。その後以降、プラトー現象に陥り、中々良い結果が出ませんでした。
まずは心の基本を磨くことに・・・・。
心の基本とは己の心と向き合い続けること。大会前の1ヶ月前までは、その場基本・移動基本のみにこだわり日曜日練習も4時間ひたすら追突きをずっと繰り返していました。厳しい稽古を沢山してきました。足の裏はボロボロで毎日テーピングをして稽古を休まずにやっていました。朝から夜遅くまで稽古の繰り返し、繰り返し、ただそれだけです。シンプルです。正直きついですし、面白みもありません。負けたくないという心だけでしていました。今回たまたまかもしれませんが本当に厳しい稽古に耐えた3人は素晴らしいと思います。
道場を立ち上げて4年。苦労、苦悩、葛藤等たくさんありました。
当初、道場の立ち上げには私自身、難病と闘い続けてきました(今もです。)他にも沢山の問題が当時ありました。やっと道場から全国に出る選手を輩出できました。本当にきつかったし、歯を食いしばる事も沢山あり、自分の身体と闘い、命を削りながら指導してきました。言葉では言い表せないくらいです。しかし、それも経験でした。感謝致します。今後も精進して生徒たちと共に沢山学び、空手道を広めていきたいと思います。